このページの本文へ移動

SPARC Enterprise Tシリーズ / SPARC Tシリーズ ログ採取手順

Solaris OSでのログ採取

fjsnapでの一括採取

fjsnap実行によるシステム負荷について

fjsnap は内部でコマンドの実行、結果の圧縮を行っている関係上、システムの負荷が多少あがる事が予想されます。
実行する時間にジョブ等が動いている場合はご注意ください。

  1. OS上で以下コマンドを実施し、採取してください。
    • # /opt/FJSVsnap/bin/fjsnap -T [Working Directory] -a [出力ファイル名]

    注1:"-T"オプションは Working Directoryを指定するオプションです。
    "-T"オプションを省略した場合、デフォルトで/var/tmp領域を使用します。
    "-T"オプションで /tmp領域を指定するとシステムスローダウンが発生する場合がありますので、/tmp以外の容量に余裕がある領域を指定してください。

    注2:"-a" は全ての情報を採取するという意味です。

    注3:[出力ファイル名]は任意のファイル名を指定してください。ここで指定したファイルにデータが格納されます。

    <実行例>

    • # /opt/FJSVsnap/bin/fjsnap -T /var/tmp -a /var/tmp/fjsnap.out
    • <<< fjsnap * START !! >>>
    •         :        
    •         :        
    • <<< fjsnap * END !! >>>
    • #
    • # ls /var/tmp
    • fjsnap.out
  2. 採取したログファイルを「資料・データの送信」よりハードウェア修理相談センターまで送信してください。

コマンドによる個別資料採取

fjsnapの採取が不可の場合、下記OSコマンドの実行結果を採取してください。

FTP を使用した資料採取が可能な場合

Solarisに root ユーザーでログインし、「1.」「2.」「3.」のファイルを全て採取してください。

  1. 以下コマンドを実行して生成されるファイル(messages.tar.gz)を採取します。
    • # cd /var/adm
    • # tar cvf - messages* | gzip > /var/tmp/messages.tar.gz

    注:/var/adm 配下の全messagesファイルを圧縮して1ファイルにしています。
    /var/tmp ディレクトリに生成される messages.tar.gz ファイルを採取してください。

  2. 以下コマンドを実行して生成されるファイル(fmd.tar.gz)を採取します。
    • # cd /var/fm
    • # tar cvf - fmd | gzip > /var/tmp/fmd.tar.gz

    注:/var/fm/fmd 配下のファイルを圧縮して1ファイルにしています。
    /var/tmp ディレクトリに生成される fmd.tar.gz ファイルを採取してください。

  3. TeraTerm等のソフトウェアを使用し以下のOSコマンド出力結果を採取してください。
    • # uname -a
    • # prtdiag -v
    • # fmadm faulty
    • # psrinfo -v
    • # fmadm config
    • # fmstat -m cpumem-diagnosis
    • # fmstat -m cpumem-retire
    • # iostat -En
    • # pkginfo -l
    • # showrev -p
    • # prtpicl -v     (注)SPARC T3/T4/T5/T7/S7 シリーズのみ

FTP を使用した資料採取が不可能な場合

FTPが利用できない場合は、以下の方法でOSログの採取をお願いします。

  1. TeraTerm等のソフトウェアを使用し、Solarisへrootユーザーでログインします。
    ログイン後、以下のOSコマンド出力結果を全て採取してください。
    • # cd /var/adm
    • # ls -lh (注)

    • # cat messages ( messages.0 など messages.xを全て )
    • # uname -a
    • # prtdiag -v
    • # fmadm faulty
    • # fmdump
    • # fmdump -v
    • # fmdump -eV | tail -5000
    • # psrinfo -v
    • # fmadm config
    • # fmstat -m cpumem-diagnosis
    • # fmstat -m cpumem-retire
    • # iostat -En
    • # pkg info entire 【Solaris 11環境の場合】
    • # pkg info -l 【Solaris 11環境の場合】
    • # prtpicl -v

    :事前に"ls -lh"を実行して各messagesファイルが1MBを超えない事を確認してください。
    1MBを超えると、ファイル内容を全て表示するのに時間がかかる場合があります。

  2. 採取したログファイルを「資料・データの送信」よりハードウェア修理相談センターまで送信してください。

サービスプロセッサ(ALOM/ILOM)でのログ採取

snapshotでの一括採取

snapshotによる一括採取が可能な条件は以下の通りです。

  • SPARC T3/T4 シリーズ でシステムファームウェア版数が8.2.2.c 版以下の場合
  • SPARC Enterprise T5120/T5220/T5140/T5240/T5440 でシステムファームウェア版数が7.2.2.e 版以上

(注)
SPARC T3/T4 シリーズシステムファームウェア版数が8.3.0.c 版以上、およびT5 /T7/S7シリーズの場合、
もしくは、ILOMのバージョンが3.2以上の場合は、snapshotでの一括採取(2)を参照してください。

snapsshotによる一括採取ができない場合は、コマンドによる個別資料採取をお願いします。

BUI(ブラウザユーザーインターフェース)から採取する場合

<事前準備>

ILOM BUI に接続するためには、事前に下記の準備が必要です。

  1. ILOM ネットワーク設定新しいウィンドウで表示
  2. ILOM-LAN と接続されたコンソール端末
  3. Admin(a)権限を持つ ILOM ユーザーアカウント新しいウィンドウで表示
  1. ILOM-LANと接続された端末でインターネットブラウザ(IE等)新しいウィンドウで表示を立ち上げます。
  2. ブラウザのアドレスバーにILOMのIPアドレスをURL指定(httpsプロトコル)で入力します。
    例) https://192.168.1.1 (ILOMのIPアドレスが192.168.1.1の時)
  3. ログイン画面表示後、Admin(a)権限を持つユーザーでログインします。
    ログイン画面の図
  4. Web画面で「1Maintenance」 → 「2Snapshot」を選択し、snapshot の画面を表示させます。
    Web画面のsnapshotメニューの図
  5. snapshotメニュー表示後、以下を設定し、「7Run」をクリックする事で採取が始まります。

    3Data Set

    :Noramal

    4Collect Only Log Files From Data Set

    :チェックしない

    5Encrypt Output File

    :チェックしない

    6Transfer Method

    :Browser
  6. 生成された snapshotファイルを「資料・データの送信」よりハードウェア修理相談センターまで送信してください。

snapshotでの一括採取(2)

SPARC T3/T4 シリーズシステムファームウェア版数が8.3.0.c 版以上、およびT5 /T7/S7シリーズの場合、
もしくは、ILOMのバージョンが3.2以上の場合は下記手順を参照し、ログを採取してください。

  1. ILOM-LANと接続された端末でインターネットブラウザ(IE等)新しいウィンドウで表示を立ち上げます。
  2. ブラウザのアドレスバーにILOMのIPアドレスをURL指定(httpsプロトコル)で入力します。
    例) https://192.168.1.1 (ILOMのIPアドレスが192.168.1.1の時)
  3. ログイン画面表示後、Admin(a)権限を持つユーザーでログインします。(画像は現状と異なる場合があります。)
    ログイン画面の図
  4. Web画面で「1ILOM Administration」 → 「2Maintenance」 → 「3Snapshot」を選択し、snapshot の画面を表示させます。
    Web画面のsnapshotメニューの図
  5. snapshotメニュー表示後、以下を設定し、「8Run」をクリックする事で採取が始まります。

    4Data Set

    :Noramal

    5Collect Only Log Files From Data Set

    :チェックしない

    6Encrypt Output File

    :チェックしない

    7Transfer Method

    :Browser
  6. 生成された snapshotファイルを「資料・データの送信」よりハードウェア修理相談センターまで送信してください。

ILOM からコマンドを実行して採取する場合

  1. Administrator 権限で ILOM へログインします。
  2. 以下のコマンドを実行し、一括で採取するログの種類(dataset)を設定します。
    • -> set /SP/diag/snapshot dataset=normal
  3. 以下のコマンドを実行し、採取資料の転送先(URI)を設定します。
    コマンド実行後、snapshot の採取が開始されます。
    • -> set /SP/diag/snapshot dump_uri="URI(転送先)"

    【転送先(URI)について】
    転送先(URI)
    protocol://username:password@host/directory

    protocol「SFTP」「FTP」のいずれかの転送方式を指定
    username 転送先に接続するためのユーザー名
    password 転送先に接続するためのパスワード
    (省略するとパスワード要求が行われる)
    host 転送先ホスト名
    directory格納ディレクトリ

    snapshot は zip コマンドでアーカイブされ、転送先ホストの指定ディレクトリ配下に以下の名称で格納されます。
    「サービスプロセッサのホスト名」_「サービスプロセッサのIPアドレス」_「採取日時"T"採取時間」.zip

    <コマンド実行例(ftp転送の場合)>

    • 192.168.0.20の ftp サーバに"guest"でログインし、/export/DUMP/snapshot 配下にデータを格納する場合
    • -> set /SP/diag/snapshot dump_uri=ftp://guest@192.168.0.20//export/DUMP/snapshot
    • Collecting a "normal" dataset may reset the host. Are you sure (y/n)? y
    • Enter remote user password: ********
    • Set 'dump_uri' to 'ftp://guest@192.168.0.20//export/DUMP/snapshot'
  4. 以下コマンドを実行し snapshot の採取完了を確認します。
    • -> show /SP/diag/snapshot/ result

    <コマンド実行例(ftp転送の場合)>

    -> show /SP/diag/snapshot/ result

    /SP/diag/snapshot
    Properties:
    result = Collecting data into ftp://guest@192.168.0.20//export/DUMP/snapshot/fujitsu_192.168.0.10_2009-09-07T06-36-39.zip
    Snapshot Complete. Done.(注)

    注: snapshot が採取中の場合は、"Running"と表示されます。

  5. 生成された snapshotファイルを「資料・データの送信」よりハードウェア修理相談センターまで送信してください。

コマンドによる個別資料採取

SPARC Enterprise T1000/T2000

下記ALOMコマンドの実行結果を採取してください。

  1. TeraTerm等のソフトウェアを使用し、admin権限を持つユーザーでALOMにログインします。
    ログイン後、以下のALOMコマンド出力結果を全て採取してください。
    • sc>showfaults -v
    • sc>showlogs -v
    • sc>showsc -v
    • sc>showsc -v version
    • sc>showhost
    • sc>showenvironment
    • sc>showplatform -v
    • sc>showfru -s
    • sc>showcomponent
    • sc>consolehistory -v
    • sc>consolehistory -v run
    • sc>consolehistory -v boot
  2. 採取したコマンド結果を「資料・データの送信」よりハードウェア修理相談センターまで送信してください。

SPARC Enterprise T5120/T5220/T5140/T5240/T5440

snapshotの採取が不可の場合、下記ALOMコマンドの実行結果を採取してください。

  1. TeraTerm等のソフトウェアを使用し、admin権限を持つユーザーでALOMにログインします。
    ログイン後、以下のALOMコマンド出力結果を全て採取してください。
    • sc> showfaults -v
    • sc> showlogs -v
    • sc> showsc version -v
    • sc> showsc
    • sc> showhost
    • sc> showenvironment
    • sc> showplatform
    • sc> showfru
    • sc> showcomponent
    • sc> showdate
    • sc> showkeyswitch
    • sc> showusers
    • sc> consolehistory -v
  2. 採取したコマンド結果を「資料・データの送信」よりハードウェア修理相談センターまで送信してください。

SPARC T3-1/T3-2/T3-4/T4-1/T4-2/T4-4/T5-2/T5-4/T5-8/T7-1/T7-2/T7-4/S7-2/S7-2L

snapshotの採取が不可の場合、下記ILOMコマンドの実行結果を採取してください。

  1. TeraTerm等のソフトウェアを使用し、admin権限を持つユーザーでILOMにログインします。
    ログイン後、以下のALOMコマンド出力結果を全て採取してください。
    • -> show /SP/clock datetime
    • -> show /SP/faultmgmt
    • -> show /SP/logs/event/list
    • -> show /SP/network
    • -> show /SP/console/history
    • -> show /SYS keyswitch_state
    • -> show /HOST
    • -> show /HOST status
    • -> show -o table -level all /SYS
    • -> show -level all -o table /SP/sessions
  2. 採取したコマンド結果を「資料・データの送信」よりハードウェア修理相談センターまで送信してください。

ソフトウェアRAIDでのログ採取

fjsnapでの一括採取

fjsnap とは、ESF(Enhanced Support Facility)の機能の一つでSolaris OSの調査資料を一括で採取するツールです。

コマンドによる個別資料採取


Solstice Disk Suite / Solaris Volume Managerを使用している場合

  1. システム運用の都合上、"fjsnap"の採取が困難である場合は、TeraTerm等のソフトウェアを使用し以下のOSコマンド出力結果を採取してください。
    • # metastat
    • # metastat -p
    • # metastat -t
    • # metastat -c 【Solaris 10環境の場合】
    • # metadb
    • # dumpadm
    • # ls -l /dev/dsk /dev/rdsk
    • # format < /dev/null
    • # prtpicl -v
    • # showrev -p
    • # pkginfo -l
    • # cfgadm -al
    • # svcs -a 【Solaris 10環境の場合】
    • # prtconf -pv
    • # pkg info entire 【Solaris 11環境の場合】
    • # pkg info -l 【Solaris 11環境の場合】
    • # eeprom
    • # uname -a
    • # df -k
    • # cat /etc/system
    • # cat /etc/vfstab
    • # cat /etc/release
    • # cat /etc/path_to_inst
    • # fmdump
    • # fmdump -v
    • # fmdump -eV | tail -5000
    •  
    • # cd /var/adm
    • # ls -lh (注)
    •  
    • # cat messages (messages.0 など messages.xを全て)

    :事前に"ls -lh"を実行して各messagesファイルが1MBを超えない事を確認してください。
    1MBを超えると、ファイル内容を全て表示するのに時間がかかる場合があります。

  2. 採取したログファイルを「資料・データの送信」よりハードウェア修理相談センターまで送信してください。

ソフトウェアRAID コマンドによる個別資料採取へ


Safe Disk / Global Disk Services を使用している場合

  1. システム運用の都合上、"fjsnap"の採取が困難である場合は、TeraTerm等のソフトウェアを使用し以下のOSコマンド出力結果および、sdxsnap を採取してください。
    • # showrev -p
    • # pkginfo -l
    • # prtpicl -v
    • # pkg info entire 【Solaris 11環境の場合】
    • # pkg info -l 【Solaris 11環境の場合】

    【sdxsnap の採取方法】
    OS上で以下コマンドを実施し、採取してください。

    • # /etc/opt/FJSVsdx/bin/sdxsnap.sh -d [資料の退避先ディレクトリ]

    <実行例>

    • # /etc/opt/FJSVsdx/bin/sdxsnap.sh -d /var/tmp
    • # cd /var/tmp
    • # ls -l
    • drwxr-xr-x  14 root     other       1362 Jan  1  2001 SDXSNAP/
    • # tar cvf sdxsnap.tar ./SDXSNAP
    • # compress sdxsnap.tar
    • # ls -l
    • drwxr-xr-x  14 root     other       1362 Jan  1  2001 SDXSNAP/
    • -rw-r--r--   1 root     other     363303 Jan  1  2001 sdxsnap.tar.Z → 採取資料

    注:採取資料は必ずtar,compress形式で、圧縮してください。

    (注)sdxsnapが採取できない場合には、以下のOSコマンドの実行結果を採取してください。

    1. 以下コマンドを実行して生成されるファイル(messages.tar.gz)を採取します。
      • # cd /var/adm
      • # tar cvf - messages* | gzip > /var/tmp/messages.tar.gz (注1)

      注1:/var/adm 配下の全messagesファイルを圧縮して1ファイルにしています。
      /var/tmp ディレクトリに生成される messages.tar.gz ファイルを採取してください。

    2. 以下コマンドを実行して生成されるファイル(sdxservd.tar.gz)を採取します。
      • # cd /var/opt/FJSVsdx/msglog
      • # tar cvf - sdxservd.log* | gzip > /var/tmp/sdxservd.tar.gz (注2)

      注2:/var/opt/FJSVsdx/msglog 配下の全sdxservdファイルを圧縮して1ファイルにしています。
      /var/tmp ディレクトリに生成される sdxservd.tar.gz ファイルを採取してください。

    3. TeraTerm等のソフトウェアを使用し以下のOSコマンド出力結果を採取してください。
      • # ls -l /dev/rdsk
      • # sdxinfo -e long
  2. 採取したログファイルを「資料・データの送信」よりハードウェア修理相談センターまで送信してください。

ソフトウェアRAID コマンドによる個別資料採取へ


Zettabyte File System(ZFS)を使用している場合

  1. システム運用の都合上、"fjsnap"の採取が困難である場合は、TeraTerm等のソフトウェアを使用し以下のOSコマンド出力結果を採取してください。
    • # zpool list
    • # zfs list
    • # zfs list -t snapshot 【Solaris 11環境の場合】
    • # zpool get all プール名
    • # zfs get all
    • # zpool history
    • # zpool status -v
    • # zpool status -x
    • # zpool iostat -v
    • # zpool import
    • # zpool upgrade
    • # zfs upgrade
    • # zfs mount
    • # df -k
    • # cfgadm -al
    • # ls -l /dev/dsk /dev/rdsk
    • # format < /dev/null
    • # prtpicl -v
    • # croinfo
    • # dumpadm
    • # eeprom
    • # prtconf -vp
    • # prtconf -v
    • # uname -a
    • # svcs -a
    • # pkg info entire 【Solaris 11環境の場合】
    • # pkg info -l 【Solaris 11環境の場合】
    • # beadm list 【Solaris 11環境の場合】
    • # beadm list -ds 【Solaris 11環境の場合】
    • # showrev -p
    • # pkginfo -l
    • # cat /etc/system
    • # cat /etc/vfstab
    • # cat /etc/release
    • # fmdump
    • # fmdump -v
    • # fmdump -eV | tail -5000
    •  
    • # cd /var/adm
    • # ls -lh (注)
    •  
    • # cat messages (messages.0 など messages.xを全て)

    :事前に"ls -lh"を実行して各messagesファイルが1MBを超えない事を確認してください。
    1MBを超えると、ファイル内容を全て表示するのに時間がかかる場合があります。

  2. 採取したログファイルを「資料・データの送信」よりハードウェア修理相談センターまで送信してください。

ソフトウェアRAID コマンドによる個別資料採取へ

ハードウェアRAIDでミラーリングしている場合

SPARC Enterprise T5120/T5220/T5140/T5240

  1. TeraTerm等のソフトウェアを使用し以下のOSコマンド出力結果を採取してください。

    1)ハードRAID構成の確認

    • # raidctl -l

    <実行例>

    • # raidctl -l
    • コントローラ: 1
    •         ボリューム:c1t0d0
    •         ボリューム:c1t2d0
    •         ディスク: 0.0.0  GOOD
    •         ディスク: 0.1.0  GOOD
    •         ディスク: 0.2.0  GOOD
    •         ディスク: 0.3.0  GOOD

    2)各ハードRAIDボリュームのステータス確認

    • # raidctl -l ハードRAIDボリューム

    <実行例>

    • # raidctl -l c1t0d0
    • Volume                  Size    Stripe  Status         Cache  RAID
    •           Sub                   Size                          Level
    •                 Disk
    • ---------------------------------------------------------------------------------------
    • c1t0d0                136.6G   N/A    OPTIMAL          OFF    RAID1
    •               0.0.0   136.6G          GOOD    
    •               0.1.0   136.6G          GOOD    
    • ---------------------------------------------------------------------------------------
    • # raidctl -l c1t2d0
    • Volume                  Size    Stripe  Status         Cache  RAID
    •           Sub                   Size                          Level
    •                 Disk
    • ---------------------------------------------------------------------------------------
    • c1t0d0                136.6G   N/A    OPTIMAL          OFF    RAID1
    •               0.2.0   136.6G          GOOD    
    •               0.3.0   136.6G          GOOD    
    • ---------------------------------------------------------------------------------------
  2. 採取したログファイルを「資料・データの送信」よりハードウェア修理相談センターまで送信してください。

SPARC T3-1/T3-2/T3-4/T4-1/T4-2/T4-4/T5-2/T5-4/T5-8/T7-1/T7-2/T7-4

  1. LSI SAS2 Integrated RAID Configuration Utility(以下sas2ircu)を使用し以下のコマンド出力結果を採取してください。
    ハードウェアRAID機能を使用している場合、sas2ircuがインストールされている必要があります。
    インストールされていない場合は、システム管理者にご相談ください。

    1)sas2ircuの格納ディレクトリへ移動

    • # find / -name sas2ircu* - print
    • /var/tmp/sas2ircu
    • # cd /var/tmp

    2)構成情報の表示

    • # ./sas2ircu <controller #> DISPLAY

    <controller #>:表示させるSASコントローラ番号

    <実行例>

    • # ./sas2ircu 0 DISPLAY
    • # ./sas2ircu 1 DISPLAY

    3)ハードRAIDボリュームの状態確認

    • # ./sas2ircu <controller #> status

    <controller #>:表示させるSASコントローラ番号

    <実行例>

    • # ./sas2ircu 0 status
    • # ./sas2ircu 1 status

    4)以下のコマンドを実行して、ログファイルを採取してください。

    • # ./sas2ircu <controller #> logir upload <保存ファイル名>

    <controller #>:採取するSASコントローラ番号
    <保存ファイル名>:採取した情報の保存ファイル名。省略すると、logir.logのファイル名で生成されます。

    <実行例>

    • # ./sas2ircu 0 logir upload /var/tmp/logir0.log
    • # ./sas2ircu 1 logir upload /var/tmp/logir1.log

    ファイルでの採取ができない場合は、以下のコマンド出力結果を採取してください。

    • # cd /var/tmp
    • # cat logir0.log
    • # cat logir1.log
  2. 以下コマンドを実行して生成されるファイル(eventlog.tar.gz)を採取してください。

    /var/log/ssm/event.logファイルが存在しなかった場合、採取は不要です。

    • # cd /var/log/ssm/
    • # tar cvf - event.log | gzip > /var/tmp/eventlog.tar.gz

    ファイルでの採取ができない場合は、以下のコマンド出力結果を採取してください。

    • # cd /var/log/ssm
    • # ls -lh (注)
    • # cat event.log

    :事前に"ls -lh"を実行して各messagesファイルが1MBを超えない事を確認してください。
    1MBを超えると、ファイル内容を全て表示するのに時間がかかる場合があります。

  3. 採取したログファイルを「資料・データの送信」よりハードウェア修理相談センターまで送信してください。

更新日:2017年8月29日