BX900系
はじめに
マネジメントブレード(以下MMB)へCLI接続・ログインします。
- シリアルインターフェースで接続の場合
- マスターモードで動作しているMMBと管理端末をRS-232Cクロスケーブルで接続する。
- 管理端末でターミナルソフトウェアを起動し、MMB に接続するための設定をする。
(注)
- ターミナルソフトウェアは以下の通り設定してください。
設定項目 |
設定値 |
ビット/秒 |
115200 |
データビット |
8 |
パリティ |
none |
ストップビット |
1 |
フロー制御 |
none |
ターミナルタイプ |
VT100 |
- ネットワークインターフェースで接続の場合
- MMB と管理端末をLANケーブルで接続する。
- 管理端末でTelnetのクライアントソフトを起動し、MMB のポート番号を指定して接続する。
設定項目 |
設定値 |
サービスLANのホストIPアドレス |
192.138.1.1(MMBアドレスのデフォルト。アクティブなスレーブはマスターと同じアドレスになります) |
管理LANのホストIPアドレス |
192.168.1.10(MMBアドレスのデフォルト。アクティブなスレーブはマスターと同じアドレスになります) |
Telnetポート |
MMBに対して設定する Telnet ポートと同じ(デフォルトポート : 3172) |
SSHv2ポート |
22 |
いずれの方法でも、MMBに接続すると、画面に「Welcome to management Blade n.nn」が表示されます(n.nn は版数)。
続いて、「Username」「Password」を入力し、ログインします。
ログインに成功すると、「Console Menu」が表示されます。
CLIのキャプチャ設定を行った後に、対象ログを採取します。
キャプチャの設定方法はターミナルソフト/Telnetクライアントソフトによって異なるため、各ソフトの設定手順を参照してください。
System Information Dump の採取手順
- MMBへCLI接続・ログインしたのち、「Console Menu」画面で「(7)System Information Dump」を選択する。
→「System Information Dump page_7」が表示されます。
- 「(5)Dump System Information」を選択し、情報が表示されたら「0」を選択して「System Information Dump page_7」の画面に戻ります。
- 「(6)Dump Post Morterm」を選択し、情報が表示されたら「0」を選択して「System Information Dump page_7」の画面に戻ります。
[参考]各項目で採取できる内容
- (5) Dump System Information
シャーシに搭載されているすべてのMMB、Switch Blade の情報表示およびMMB、Server Blade のログ情報を表示
- (6) Dump Post Mortem
シャーシに搭載されている各ユニットのFRU 情報表示およびPower Budget 情報を表示
- 採取できたログファイルを「資料・データの送信」よりハードウェア修理相談センターまで送信してください。
show tech-support の採取手順
(注意)
MMB のコンソールリダイレクションにて"show tech-support"や"supportshow"を実行した場合、MMB の接続タイムアウトが発生する可能性があります。ログ採取にはTelnet 接続での採取をお願いします。
ただし、PG-SW201/PG-SW111/PG-SW112/PY-SWB101/PY-SWB102/PY-SWB103 はシリアル接続でなければ採取できないため、コンソールリダイレクション経由で採取をお願いします。
- MMBへログインしたのち、「Console Menu」画面で「(3)Console Redirection」を選択する。
→「Console Redirection Table」が表示されます。
- 「(1) Console Redirect Connection Blade」を選択する。
→「Console Redirect Connection Blade」が表示されます。
- Log を採取する LAN スイッチブレードのスロット番号を選択します。
- 次のメッセージが表示されたら、【Enter】キーを押します。
- Press <Ctrl+Q> Return Console Menu
- LAN スイッチブレードのCLI(コンソール画面)を起動します。
(注)場合によってはログイン操作(Username/Password)が必要になります。
以下のコマンドを入力し、[Enter] キーを押してログが出力されることを確認します。
- 採取できたログファイルを「資料・データの送信」よりハードウェア修理相談センターまで送信してください。
(注)採取対象に複数のスイッチブレードがある場合はすべてのブレードに対しても採取をお願いします。
show tech-support(コンバージドファブリックスイッチブレード)の採取手順
ファブリック代表仮想IPアドレスへの接続
- 管理端末でTelnetのクライアントソフトを起動し、ファブリック代表仮想IPアドレス(注)にTelnetで接続します。
(注: ファブリック代表仮想IPアドレスに接続するとRoot/Masterスイッチに接続されます。)
- 「Login: ユーザ名」「Password: パスワード」を入力し、ログインします。
- ログイン後、#(プロンプト) が表示されます。
- コマンドを実行し、ログを採取します。
障害装置の管理IPアドレスへの接続
障害スイッチがコンバージドファブリック(以下C-Fabric)から切り離されている場合
- 管理端末でTelnetのクライアントソフトを起動し、障害装置の管理IPアドレスにTelnetで接続します。
(Telnet、SSH等でも接続できない場合は以下5-1以降を参照ください)
- 「Login: ユーザ名」「Password: パスワード」を入力し、ログインします。
- ログイン後、#(プロンプト) が表示されます。
- コマンドを実行し、ログを採取します。
- 採取できたログファイルを「資料・データの送信」よりハードウェア修理相談センターまで送信してください。
障害スイッチがC-Fabricから切り離され、Telnet、SSH等でも接続できない場合
- 5-1. 「show tech-support の採取手順」と同様にMMBのCLIからコンソールリダイレクションで障害スイッチに接続します。
- 5-2. 「Login: ユーザ名」「Password: パスワード」を入力し、ログインします。
- 5-3. ログイン後、#(プロンプト) が表示されます。
(注)
障害スイッチがEMERGENCY MODE(縮退モード)となっている場合、ユーザ名とパスワードは以下の状態となります。
- Login : admin Password : 入力せず
お客様が設定されたパスワードでログインできない場合はEMERGENCY MODE(縮退モード)となっている可能性があるため、上記のユーザ名・パスワードでログインします。
- 5-4. コマンドを実行し、ログを採取します。
- 5-5. 採取できたログファイルを「資料・データの送信」よりハードウェア修理相談センターまで送信してください。
supportShow の採取手順
(注意)
MMB のコンソールリダイレクションにて"show tech-support"や"supportshow"を実行した場合、MMB の接続タイムアウトが発生する可能性があります。ログ採取にはTelnet 接続での採取をお願いします。
ただし、PG-SW201/PG-SW111/PG-SW112/PY-SWB101/PY-SWB102/PY-SWB103 はシリアル接続でなければ採取できないため、コンソールリダイレクション経由で採取をお願いします。
このほか、「重要な注意事項」もございますので、必ずご一読のうえ採取をお願いします。
- MMBへログインしたのち、「Console Menu」画面で「(3)Console Redirection」を選択する。
→「Console Redirection Table」が表示されます。
- 「(1) Console Redirect Redirect Switch Blade」を選択する。
- Log を採取する FC スイッチブレードのスロット番号を選択します。
- 次のメッセージが表示されたら、【Enter】キーを押します。
- Press <Ctrl+Q> Return Console Menu
-
FC スイッチブレードのCLI(コンソール画面)を起動します。
login:admin
Password:password (工場出荷時)
ログイン後、********:admin> が表示されます。
- コマンドを実行し、ログを採取します。
(注)場合により、supportSave の採取が必要な場合があります。
supportSave 実行時、FTP サービスがインストールされている必要があります。
採取手順は「supportSaveの採取手順」をご覧ください。
- 採取できたログファイルを「資料・データの送信」よりハードウェア修理相談センターまで送信してください。
(注)採取対象に複数のスイッチブレードがある場合はすべてのブレードに対しても採取をお願いします。
更新日:2019年4月16日